第23回川中島合戦絵巻き参戦記 其の参

さぁ!いよいよ出番!ここから先はそれがしにとって未知の世界。そう、「日本一過激な合戦祭」の開始です。果たしてのりびは無事この修羅場を乗り切る事ができるのか!?
出陣の太鼓の音を合図にいよいよ出番になりました。ここで、高校生兵士に「お前ら!ここから先は何があっても笑うなよ!」と檄を飛ばす。合戦場でへらへらしている奴がいると格好悪いっすからね・・・・。打ち合わせ通りに、じりじりと、隊列を前に進める。かがり火と、陣幕の後ろに積み上げられた材木に火が放たれると会場は煙に包まれ霧の合戦場の雰囲気を作り出します。いつもの参陣ならば、出陣直前には軽い緊張感があるのだが、今回は全く無い事に気付く・・・。「戦なれ」してきたのか?両軍鉄砲隊の射撃が終った後、それがし達、野試合隊武田軍は上杉軍陣地まで突撃!高校生兵士達が突進中に迷子にならない様にそれがし、赤いお母さん殿と、空の侍殿の3人で囲う様にして決戦予定地まで誘導する。対する仁民慶殿とハスケ殿率いる野試合隊上杉軍は隊列を組み槍ふすまを作って待ち構えています。鬨の声を上げ突進する武田軍・・・。両軍共に槍で激しく突き合う・・・。勝負はあっという間に付きました。何と一瞬で上杉軍が全滅してしまったのです・・・・。これじゃ、間が持ちませんので、死んだ演技をしている上杉軍高校生兵士達に「生き返ってもう一度やって〜」と声を掛ける。その後、ちょっと小競り合いを演じて「引け〜ぃ」との号令で本陣まで退却する。
単騎で突撃の謙信殿 (太郎丸殿提供)
・間もなく、謙信殿が単騎で武田本陣に突進して来ました。あの有名な「三太刀、七太刀」の再現です。それがしも一回やってみたいっす!
・今回の合戦でそれがし達「演出軍」はここしか休憩出来る場面が無かったです。謙信殿が去って行くとじりじりと隊列を再び前に進める。
騎馬武者による激しい戦い(太郎丸殿提供)
・謙信殿が去った後、騎馬武者が出現し、激しい戦闘演じております。待機していた野試合隊上杉軍の近くで戦闘が繰り広げられたらしく、馬に驚いた兵士が逃げ惑うという一幕も・・・。騎馬隊による威圧感の威力を肌で感じた事でしょうね。
・騎馬隊が巻き起こした砂塵も晴れぬうちにまた出撃命令が・・・。今度は、合戦場川沿い中央が決戦の場である。このころ合戦フィールド内にカメラマンが増えて来たような気がする。カメラのレンズが自分の方に向けられていても決してそれを見ない様にして戦う・・。
またもや、激しく槍で付き合う。高校生兵士達の動きを見ながら合戦を演じる。興奮して熱くなっている奴及び行方不明者はいない様であり取り敢えず安心する。
「引け〜!」との合図でまたもや本陣へ退却。
武田隊!全軍出陣!(太郎丸殿提供)
・この頃、疲れからか、今どの辺まで合戦が進行しているのかが判らなくなって来ました(笑)。おまけに脳内麻薬のアドレナリンが過剰放出されたのか異様にテンションが高くなった上に視界が狭くなり、もう、自分の周りしか見ている余裕がありません。本陣からの進軍の合図で先程と同じ場所に隊列を進める。上杉軍の試合隊が突進して来るのが見えるが、まだ、指揮官役の空の侍殿の突撃の合図は無い・・。堪えられなくなって後ろから槍でド突いて行けと催促しようやく突撃の合図が出る。予定よりかなり武田本陣寄りでの対決となる。またもや、激しく槍で突き合う。殺陣隊とかなり接近した場所での戦闘だったので。高校生兵士が殺陣隊と絡まぬ様に目を配る。本陣からの合図でようやく退却・・・。
殺陣の演技(太郎丸殿提供)
・いよいよ、合戦絵巻きも終盤となりました。最後の決戦は、武田本陣へ向かい決死の突撃をして来る上杉軍を迎え撃つという形です。突進して来る上杉軍に対して隊列を組んで迎え撃つ!激しい槍の突き合い。ここで数人の高校生兵士が消えてるのに気付く。どうやら目立ちたいので「川落ち」しに行ったらしい。最後の合戦まで我慢してくれたのだから見逃してあげましょう。
・今回の合戦を通して印象的だったのはハスケ殿です。元気良く「わぁ〜!」と叫びながらすっげー速さで突進して来る姿に恐れをなし、迎え撃つ我々武田軍の隊列が乱された事数知れず、敵ながらあっぱれっす!
全軍退却〜!(太郎丸殿提供)
・全軍退却の合図で本陣に引き上げる・・・。ようやく合戦が終りました。しばらくして「川落ち」していた高校生兵士も全員無事に戻って来たのでホッとする。あんな激しい戦闘を演じていたのに事故も無く無事に終った!一気に張り詰めていた神経が緩んで来るのが判りました。
ここで、「あばら家掲示板」に寄せられたそれがしの目撃証言を紹介しましょう!
★覚えていないでしょうが、のりび殿と合戦中すれ違いました。 先頭を切って高校生軍団を率いる、疾風の赤備え野試合隊、メッ チャかっこよかったです!だってのりび殿の後ろをピタっと軍団 がついていたのですよ。あの時ほど自分のカメラを別メンバー に渡した事を悔やんだ事はなかった・・・。  
By惟新入道殿

★しかし終わった後、良い感じで人殺しの目になっていたと 各方面で絶賛されておりましたよ(笑)。
By 赤いお母さん殿

惟新隊の皆さん
・勝鬨を上げ、「石和川中島絵巻」は終了しました。
名残惜しそうに皆さん会場を引き上げて行きます。隊列の中に惟新殿を発見〜!
しんがりは志摩の守殿!
・一般参加部隊のしんがりを勤めたのは、志摩の守殿でした。皆さんお疲れさまでした。また来年お会いしましょうね!
また、来年も・・・。(惟新入道殿提供)
・ふぅ〜!無事終って良かった・・。半日以上緊張状態が続いていたので目つきが鋭くなっているような・・・。しかも、激しく暴れ回った為、ぼろぼろに着崩れ状態・・。まるで落ち武者っすね(笑)
一緒に戦った、仁民慶殿、赤いお母さん殿、空の侍殿、
ハスケ殿、高校生の皆さん有り難うございました。
<編集後記>
・今回の参陣は何か肉体的には全然疲れませんでしたが、精神的に疲れました。何故かと良く考えたら、今回一緒に参陣した「高校生兵士」達に、怪我をしないで無事に帰って欲しいとの思いから、合戦中にも気を配っていたからかなぁ?と思う。おそらく戦国時代当時の「雑兵をまとめる組頭」もこんな感じで部下達に気を配っていたのでしょう。今回は「組頭疑似体験」した感じでした。今回の参陣のおかげでさらに精神的に強くなったと思う今です。
戦場が男を鍛える・・・。
2001年5月6日
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