2010年2月17日

国際コミュニケーション

海外に拠点を持つ企業に取っては、拠点間のコミュニケーションが一つの課題です。
海外でなくとも、複数の拠点を持つ企業では・・・或いは同拠点内の部署間でも、コミュニケーションの問題は少なからずあるかもしれませんが、それが国を跨ぐと、相手の顔が見えないということに加え、時差や言語の問題も加わります。

コミュニケーションは、相手が遠い存在になればなるほど、難しくなります。
個人の性格の問題を除けば、一番簡単にコミュニケーションを取れるのは、同じ部署で同じ仕事をしている人でしょう。
近くにいて相手への理解もあれば、仕事の内容への理解もあるので、コミュニケーションは最も容易なはず。

それが、次に同じ拠点内で顔は知っていても部署が違う人物となると。。。違う要件が発生します。
お互いの仕事の内容への理解が十分でなく、提供すべき必要な情報に漏れが生じたり、或いは場合によっては上長を通して伝達しなくてはならないため、複数の人同時に、或いは複数の人を経由しても、情報を上手く伝える技術が必要になります。
或いは技術ではなく、仕組みで補うことが必要かもしれません。その典型が、フォーマットが指定された依頼書の類でしょう。

では、今度は拠点を跨ぐ場合。
同じ拠点内では、文書や電話では上手く意図が伝わらない場合、直接相手の所に出向いて行って話をするということが、同拠点内の相手よりもやり難くなります。
更に、相手の顔や性格を知らずにコミュニケーションをとらなくてはならないケースが多くなります。
従って、極力文書のみで意図を伝えることが必要になります。不足を補う手段は、せいぜい電話と電子メールくらいです。

更にそれが、海外拠点となると。。。
言語の壁が生じるので、電話と電子メールの効力が少なからず弱まります。
上手く言葉を選んで話せなかったり、通訳のレベルに左右されたり・・・
前述の、極力文書のみで意図を伝えることを、共通の言葉を持って実行することが必要になります。


・・・とこう、順を追って考えていくと、海外の拠点間で上手くコミュニケーションが取れないとすると、言語の違いを語る前に、いくつか解決すべき問題があることが分かります。
そうです、共通の言葉を持っていてもできないこと、すなわち国内拠点間でできないコミュニケーションは、海外拠点間でできるわけもなく、それは、言葉の違いを問題にする前に、まずは少なくとも国内拠点間なら上手くコミュニケーションが取れる技術を身に付ける、或いは仕組みを構築する必要があり、それができた上で初めて言葉の問題になるわけです。
何故か海外拠点間のコミュニケーションの問題が取り上げられると、とかく全て言語の違いのせいにされがちです。確かに、言語の問題も重要であるのは間違いありませんが、言語の問題に逃げず、本質的な問題は何か、しっかり分析して手を打つことが重要です。

投稿者 りんくう : 16:16 | ビジネス

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