2008年1月22日

2008年WRCまもなく開幕

今年もWRC(世界ラリー選手権)が開幕する。

最近は、中国にいるせいもあり、雑誌等から得る情報が少ない上、参戦マニュファクチャラーも減少すれば選手も減っていて、且つ一人の選手の連戦連勝状態のため、少し興味をそがれた感がある。

今年もチャンピオン争いでは連戦連勝のセバスチャン・ローブがチャンピオン候補の最右翼なのは間違いないが、今年の興味は何と言っても、スズキのフル参戦である。

スズキと言えば、かつてはF1参戦の噂もあった記憶があるが、バイクメーカーの例に漏れず、エンジンにはやはり定評がある。四輪の競技においても、パイクスピークや全日本ダートラや全日本ラリーでの活躍は記憶に新しい。

初年度から勝利を期待するのは酷かもしれないが、かつて黄金時代を気築いた日本のマニュファクチャラーも、今やトヨタも三菱も撤退し、残ったスバルもイマイチふがいないので、活躍を期待したいものである。

WRカー規定ができて、4WDターボ車のラインナップを持たないマニュファクチャラーでも、FFのベース車を4WDターボ化して参戦可能になったとき、ヒュンダイ、セアト、シュコダなど、それまで参戦のな
かったマニュファクチャラーが続々と参戦したが、結局残ったのは、トヨタ・スバル・三菱・フォードといった、もともと4WDターボのノウハウを持っているマニュファクチャラーか、プジョー・シトロエンのよ
うに、2WD時代に豊富なWRC経験を持つマニュファクチャラーのみ。
そういう意味では、スズキが初めて例外となるか・・・楽しみである。

それにしても、強すぎるあの選手、そろそろ誰か止めてくれないと、つまらない・・・やはり、チャンピオン争いが盛り上がることが、一番の楽しみである。

投稿者 りんくう : 08:47 | ダートラ・モータースポーツ | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月17日

訃報(コリン・マクレー)

1990年代のWRC(世界ラリー選手権)を代表するドライバーの一人である、コリン・マクレーが、自家用ヘリコプターの事故で亡くなったそうだ。39歳という若さである。
WRCのワークスドライバーとして活躍していた頃あれだけクラッシュの多かったマクレーが、ラリーではなく余暇を楽しんでいる最中の事故で命を落とすとは、何とも皮肉な話である。
これでイギリスは、リチャード・バーンズに続き、ラリー界の英雄を立て続けに2人も失ったことになる。

1995年で最年少チャンピオンに輝いた後、二度と再びチャンピオンの座に就くことは無かったが、毎年のようにトミ・マキネンやカルロス・サインツらと激戦を繰り広げ、ポイントランキング僅差の2位が何度もあることからも、1990年代、マクレーは最も速かったラリーストの一人であったことは間違いない。

マクレーの魅力はその速さと豪快なドライビングスタイルと共に、それとは相反する負の要素ではなかっただろうか?
まず一つに、速さはあるものの、「マクラッシュ」といったニックネームが付くほどクラッシュが多く、特にチャンピオンを取った前後、中でも特にチャンピオンを取った翌年の1996年は「優勝かクラッシュによるリタイヤか」という状態であった。既に独走態勢に入っていながらもペースを落とさずしてクラッシュするケースも多く、決して安定感があったとは言えない。サファリで勝てるようになってからは、安定感も非常に向上したとは言われていたが、それでもサインツやマキネンと比べれば、まだまだ安定感があったとは言い難い。
マクレーがスバルを離れ、ペター・ソルベルグがスバルのエースとなった後、スバルの関係者がペターになってポイントが計算できるようになったというようなコメントを残していたのが印象深い。
しかし、その荒削りなところが速さと共にマクレーの魅力であったことは間違いない。
あともう一つは、多少響き良く言えばやんちゃな所、悪く言えば素行の悪さ。
チャンピオンを取った1995年のチームオーダーを無視して暴走した行為をはじめ、コドライバーとの確執や本番の出走順を決める抽選会への遅刻など、サインツやマキネンのような優等生とは決して言えない点も、強烈な印象を残してくれたし、ある意味こういった話題に事欠かないところもマクレーの魅力だったかもしれない。
今思えば、NBA(米プロバスケットボール)で同じ時期に活躍していた、シカゴ・ブルズのデニス・ロドマンみたいな存在だったかもしれない。

グラベル、ターマック共に速く、当時マクレーをエースに置き、セカンドドライバーとしてグラベル要員にケネス・エリクソン、ターマック要員にピエロ・リアッティを擁していた当時のスバルの布陣は、前述した多少の安定感の欠如を除けば最強と言え、複数年連続してメイクスタイトルを獲得したのも今思えば納得できる。

ケネス・エリクソンのファンだった自分としては、エリクソンがマクレーを出し抜いてチャンピオンになることをひそかに期待していたのであるが・・・

いずれにしても、あの鬼気迫る走りがもう見られないとなると、残念で仕方がない。
ご冥福をお祈りします。

投稿者 りんくう : 12:53 | ダートラ・モータースポーツ | コメント (9) | トラックバック (0)

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