よゐコント

 

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蔵出しできるほどあるよゐこのコントだが、似たような設定のコントはいくつかある。例えば「手術ゲーム」と「記憶喪失クイズ」。
ゲーム形式にしてはいけないようなことをゲームにするというものだが、この場合有野さんがゲーム進行役で濱口さんが答える側になる。
あと結構多いのが、ある種の生き物の中にひとりだけ人間、もしくは多種の生物が混じるという設定のもの。「○○ラジオ」「ハエ学級」
などなど。その他にも、アニメやテレビ番組の脇役たちが裏で主役の悪口を言ったり裏話をしたりするというコントも同設定キャラ違いの
コントである。

この、“似た設定”というのとは別に“シリーズ化したコント”というのが、西平と三浦という二人の高校生が登場するコントだ。学校でもいつも
一緒の西平(有野さん)と三浦(濱口さん)のやりとりのコント。ちなみにこのふたりは、よゐこの高校時代の同級生で実在の人物だ。
同級生というよゐこのふたりと同じキャラクター設定のおかげか、このコントは比較的自然なやりとりが見られる。アドリブが出しやすいのも
このコントのようだ。よゐこは基本的に有野さんがボケで濱口さんが戸惑いというツッコミと役割分担されているため、異色なキャラ=有野さん、
まともな人=濱口さんというのが持ちネタでは一般的だが、この西平・三浦シリーズのコントは仲のいい高校生のやりとりをコントにしているので
明確にどっちがボケてどっちがつっこむというものはない。ボケが突飛すぎていいツッコミが返せなくてもこのコントの中ではOKだ。完成された
コントの形よりも、学生時代の「なにかわからないが楽しい」という雰囲気を楽しむ、そんなコントがこのシリーズ最大の特徴だろうか。

さて、ボケ=有野さん、ツッコミ=濱口さんと前述したが、この定義に外れたコントもある。それが’98のライブでやった「葬儀屋」だ。父親が死に
その長男と葬儀を依頼された葬儀屋のやりとりのコントだが、このコントのボケはタイトルの葬儀屋ではなく長男の濱口さんのほうだ。
まともな葬儀をあげたい葬儀屋に対し、おもしろい葬儀企画をあれこれ提案する長男。結局最後には、長男自らつくった歌を葬儀の最後に歌うの
だが、このコント中で有野さんは常に真面目な葬儀屋を演じきる。逆に濱口さんはまともな葬儀など一度も考えないダメな長男役を通す。
このようによゐこ内のボケとツッコミが完全に逆転したキャラクターで演じられるこのコントは、持ちネタの中でも異色であろう。

設定というのとは少し異なるかもしれないが、「アニメ」というのもよゐこの中ではキーワードとなる。もともとふたりともアニメ・マンガが嫌い
ではない。むしろ大好きなので、アニメのキャラクターを使ったコントも多い。そんなアニメのネタばかりを集めたコントライブ “アニメネタ祭り”を
行ったこともあるぐらいだ。アニメコントを見る時は、見る側にもある程度、元ネタ(アニメ)の知識が要求される。まぁ、マニアックなアニメを
コントにするということはなく、一般的によく知られたものを使うのだが、知っていれば知っているほど楽しめるのがアニメコントである。
よゐこの世界観+アニメ・マンガの世界観の融合と言ったら言い過ぎだろうか。ともかく、アニメネタのコントが多いのもよゐこの特徴だろう。
趣味と実益という点で見ると、今のところよゐこが(特に有野さんだが)好きなTVゲームを題材にしたコントというのはほとんどない(映像コントという形で
「ばーちゃんファイター」というドラクエをパロったコントはあるが)ので、今後はゲームコントもでてくるかもしれない。

 

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