| 瀋陽市中国人日本語教師の会 |
第2回瀋陽市内高校中国人日本語教師勉強会 瀋陽市外国語学校 渡部真由美 開催日:12月22日(金)午後1:30〜4:30 会場:瀋陽市外国語学校 出席者:中国人教師11名(64高校、67高校、2高校、6高校、朝鮮第2高校、朝鮮第 6中学、瀋陽外国語学校) 日本人教師5名(石井康男先生、宮沢彰先生(遼寧大学)、山口智子先生(中 国医科大学)、臣川元寛先生(遼寧中医学院)、渡部真由美(瀋陽外国語学 校))。 内容: 前回の勉強会で、「日本事情について勉強したい」という先生がいらしゃったので、第2回目の勉強会では「日本の高校について」扱いました。このテーマに関しては、神奈川県の公立高校の現役の先生でいらっしゃる宮沢先生(遼寧大学)にお願いしました。 ≪当日の流れ≫(1時半〜4時半まで) 1 日本人教師紹介 2 中国人の先生方の紹介 3 石井先生から一言 4 「瀋陽日本語クラブ(瀋陽市日本人教師会発行の月刊誌)」紹介(臣川先生) 5 「雑誌 にっぽにあ」(領事館にて配布)紹介(山口先生) 6 日本の高校について(宮沢先生) 日本の高校の1日のスケジュール、授業などについての説明の後、宮沢先生の赴任校である神奈川県立神奈川総合高校について紹介していただきました。この学校は、高校でありながら、学年なし、校則なし、入学1年目から自由に科目を選択できるという新しいタイプの高校だそうです。 7 中国の学校についての「びっくりしたこと」(日本人教師から一言) ・先生達が職員室でトランプをしている、りんごを食べている、 ・生徒がテストの点数をつけている、 ・大学なのに時間割が決まっている、 ・古いものを捨てないでとっている(例えば何年も前の『現代用語の基礎知識』など)、 ・本立てに鍵がしてある上に鍵は主任の先生しか持っていない、など。 8 勉強会についての感想、これからの会についての要望など(中国人の先生からの感想) 9 第5回瀋陽市日本語弁論大会について ≪勉強会を終えての感想≫ 宮沢 彰 先生 「私の下手な話を熱心に聴いて頂き有難うございました。皆さまがこれから日本語を教えていくなかで、ひとつでも何か参考になることがあったら、幸いに存じます。今後ともよろしくお願いいたします。」 石井 康男 先生 「毎回熱心に学習されている中国人教師のみなさんの姿を拝見して、感動すると同じに私たちの非力を痛感いたします。これからはさらに頑張ってお役に立てるようなことをしなければならないと感じています。 日本人会教師が中国で驚いたこと、違和感を感じたことを発表しましたが、これを聞かれた中国人教師がもっと驚いたのではないでしょうか。ごく当たり前のことをなぜ驚くのだろうという感想をもたれたのではないでしょうか。異文化の理解とは、このようにして始まるのです。 文化の理解は、「どうして?・・・どうなっているの?・・・」からお互いに理解を深める事です。今度は中国人教師から日本人のここが変だよ・・・をお聞きしたいです。 今後とも相互に学習を深めましょう。」 山口 智子 先生 「最近の日本の高校のことは、私もよく知らなかったので、私自身面白かったです。 また、中国人の先生からも、「(単位制高校では)入試対策はどうしていますか?」「この学校に入るには、どうしたらいいのですか?」など、質問も積極的に出てきて、先生方にとっても興味深いテーマだったと思います。 参加した先生の人数も少なかったので、日本人と中国人が混ざって座れるような雰囲気だと、もっと交流が深まっていくと思いました。 ひとつのテーマを中国人教師と日本人教師が一緒に考えると言うのは貴重な機会なので、わたしにとっても意義深い勉強会になっています。これからも続けていって欲しいと思います。」 臣川元寛先生 「初めて参加しました。中国人の先生たちの熱心さに感心しました。 思いついたことを何点か。 ・とても熱心に話を聞いていて感心した。いろいろなレベルの先生がいるとは聞いていたが、私から見て2つのタイプの先生がいると思った。 @勉強会で取り上げている内容そのものに関心をもっている先生。 比較的日本語能力も高く、発言や質問も指名されればする。日本事情や教授法の 研鑚に来ている。 A日本人を見に来ている先生。 おそらく日本人と関わった経験が少ないのだろう。やや傍観者的な視線を常に感じた。「会話か聴解のレベルアップに」と考えておられるのかもしれない。 もちろん@がいいとかAがいいとかという話ではない。ある程度の集団になれば、能力や目的が一様でないのは当然である。 そういう多様な先生たちの中で、この会を盛り上げていくには、当面は@の先生から声を拾い、Aの先生とも少しづつ話していく必要があるのではないだろうか。 Aの先生に「次は何をしたいですか」と話をふっても、おそらく答えは返ってこないだろう。その意味で、今回、個人対個人で話す時間がなくて残念だった。一緒にご飯でも食べたらいいのかなあと思った。 ・会場の事情もあるだろうが、大きな机がひとつある会議室よりも、小さなグループに分かれることを考えて、別の部屋でもよかったと思う。 交通の便や、いずれ視聴覚教育の模擬授業をやってみることなど考えると、瀋陽日本語資料室も一つの選択肢だと思う。 ・その日の夜にまだ授業があるのに、わざわざ参加している先生がいて驚いた。 ・いずれ、この会に参加されている先生たちの学校も覗いてみたいと思う。 ・時間は長かったが、内容が豊富だったので飽きることがなかった。 ≪今後の課題≫ 日本人の先生方からの感想にもあったように、今後は日本人教師と中国人の先生とがもっと個人的に話せるように工夫する必要があるだろう。中国人の先生の感想では、「一緒に公園や瀋陽故宮に行きたい、食事に行きたい」と書いておられる先生もいた。今後、そのような活動も計画していきたい。 最後に、寒い中、瀋陽市の南の果てにある外国語学校までわざわざお越し頂き、ありがとうございました。今後もご協力をよろしくお願いします。 |
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