報告!

第38回甲信越ブロックスキー技術選手権大会

兼全日本スキー技術選手権大会予選会

会場:白馬岩岳スキー場

 

日本列島が大雪に見舞われた1月28日(日) 〜 2月1日 まで2001 甲信越スキー技術選手権大会が昨年度の八方尾根に引き同じ白馬山麓、白馬岩岳スキー場にての開催されました。本選のジャンプ台決戦を想定してか一昨年本選で使用した「西山ゲレンデ」で「大回り・小回り」 を行うということで選手にはかなりのプレッシャーがかかるバーン設定となりました。以下私の班のローテーションを中心に試合状況を報告いたします・・・・。


木曽福島スキークラブ出場選手紹介

                         

         石橋 達也              三上  誠             橋渡 春喜              池田  正 

No  8  石橋 達也 ・・・ 初出場。元中野実校のエースでその潜在能力が爆発すれば上位進出の可能性も・・・!

No 75  橋渡 春喜 ・・・ 初出場。山林高校スキー部OB。口数は少ないがポテンシャルはGT-Rなみ・・・、これからが楽しみな奴!

No216  三上 誠   ・・・ 準指導員受験のため1年のブランクを経ての出場。果たして「満を持して」の大爆発なるか・・・?

No250  池田 正  ・・・・ 世紀をまたにかけての出場11回目。プレーヤーとして、若手のコーチとしてチーム木曽福島をまとめる。

        

4選手のサポートを一人で取り仕切ったジンこと和田一仁氏・・・。その完璧ともいえるサポート体制は選手に安心感を与える!競技が午後いちに終了するためにその後「池田道場」に入門・・・、選手と同じバーンを滑ることによって自身の技術向上(写真右上)に努めた・・・・!


1月28日()   天候  晴れのち雪   :  雪質  超軟

 終日コースオープン、選手は斜度・雪質に合った運動を確認しながらおのおの調整に励む。特にに今大会の目玉・・・?とも言うべく「西山の壁」では絶叫マシーンのごとく悲鳴をあげながら大回りに励む選手が目立った。当然小生もその一人である。うまれて初めて味わう落下慣性だ・・・。同じバーーンでの小回りも最後までしっかりターン弧をつくれる選手はすくなかったような気がする。恐るべし「西山」!場所は変わってパラダイスゲレンデでは不整地のコブが選手が滑るごとに成長していく・・・。中斜面といえども過酷な設定になりそうだ・・・。総滑は正面バーンでやるようだ。もちろん頂上から・・・急斜面に移るところがポイントになるだろう。柏木のように飛んじゃおうかな・・・?いや無理なことは止めておこう。まあ行き当たりばったりで思いきり行っちゃおう!

PM 4:00 〜 開会式  昨日からの大雪で交通網が遮断されたため空席が目立つ。我がクラブの若手3人も欠席でした。開会式では決まって一言・・・あるはずの我がスキークラブ顧問兼長野県スキー連盟副会長、今回は地元で県マスターズがあるために欠席。代わりに笠原本部長が激励の挨拶を行う。選手会も滞りなく終了しいよいよ本番モードへ・・・!明日は「総滑」と「中斜面・小回り・不整地」・・・チーム一丸となって予選突破を目指しましょう。その後PM8時に若手3人が「野麦峠超え」でようやく到着、9時にはサポートのジンも到着・・・、チーム全員が揃いいよいよ大会に挑むことに・・・!とりあえずゆっくり休みましょう・・・・Zzzzzzzzz〜。


1月29日(月)   天候  雪のち晴れ   :  雪質  超軟

 さていよいよ予選初日がスタート・・・。天候は小雪ながら視界は十分、情報によるとコブもかなり削っているらしい・・・。バーン整備のため30分送れて競技開始。まずはゼッケン8番 石橋達也 が総滑に挑む。前半の急斜面は勢いよく突っ込んできた・・・、が中盤から後半の緩斜面でのターン弧の調整がいまいち・・・、やや失速気味でゴール。ちょっと惜しまれる1本になってしまった。まあ初出場なので無理もないだろう。達也のゴールを見届け同じ班の池田・三上はパラダイスゲレンデへ移動・・・「中斜面・不整地・小回り』に挑む。情報では班の変わり目でバーン整備が入るため昨日よりも状況は良いらしい。先にスタートの三上・・・、前半かなりのハイペース、・・・その勢いで行くか?・・・と思われた瞬間中盤でバランスを崩す。後半何とか持ちなおしゴール。快心とまではいかなかったがよく攻めた。さていよいよ自分のスタートである。思案の結果右から2列目のコースを選択・・・、前半やや押さえ気味でリズムをつくる。中盤で右ターンでバランスを崩しかけるが大事には至らずそのままゴールへ・・・!とりあえず緊張の中1種目めが無事集終了。気持ちを入れ換え正面ゲレンデ、総滑バーンへ移動する・・・・。

          

 *柔らかい雪のため思うように力を伝えられない・・・・4人4様に苦戦を強いられる・・・。(左より No8石橋 ・ No216三上 ・ No75橋渡 ・ No250池田/ 不整地小回り=総滑 )

 続く2種目め、総合滑降。橋渡も石橋も失速していることからいかにスピードを殺さずに行けるかが鍵となる。「急斜のクニックからスーパー大ターンで2回転・・・、そこから一気にゴールへ・・・!」という戦略を胸に秘めスタートを待つ。さきに三上がスタート、はやり後半部でスキーが走らない・・・そして動けない。後半も「縦スペース」で行くことに決め、そしていよいよスタート、勇気を出して思いきり漕ぐこと5回・・・、イメージどうり落としからのスーパー大・左ターン・・・そこから右へ大ターン・・・そして中ターンを2ターン、スピードはなんとかキープしている。そのままリズム良くゴールゾーンへ・・・。思った以上にスキーは走ったがはたしてジャッジはどう見たか? 緊張の中での予選初日は無事終了した。やはり4人ともこの柔らかい雪に苦戦を強いられてしまったようだ。


1月29日(月)   天候  曇りのち小雪  :  雪質  超軟

 予選2日目、いよいよ西山での小回りである。前々日のイメージが良くなかっただけに心してかからなければならない。スタート地点から即急になるため下の状況はつかめない。ジンからの情報でバーンはそんなには荒れていない模様だ。先にスタートの三上は多少押さえすぎたようだ。しかしその方が得策かもしれない・・・。結局三上とは反対の上部から見て右のコースを選択した。前半から一気にかかってくる雪面抵抗・・・、「ゴールまでもつんかい???」と思いつつターンを仕上げていった・・・・が次の瞬間スキーがすっぽ抜け一瞬押さえが遅くなる。「やべ〜っ!」・・・そこからは一気に加速装置が働きそのままゴールへ・・・!なんとか動いてみたものの時すでに遅し・・・!恐るべし西山・・・。得意の小回りだけに落としては行けない種目を落としてしまった。石橋はほぼ完璧ともいえるワイドスタンスでの同時操作で滑り降りてきたがスピードが今いちだった。

    

 *はやりひとつのキーポイントとなった「西山」での小回り。4人とも斜度と落下慣性に運動がマッチせずほぼ完敗・・・!であった。押さえすぎてもだめ、飛ばしすぎると後半もたない。難しい種目であった。

残るは種目は「中斜面・大回り」・・・。バーンはかなり長く設定してある。こいつも総滑とおなじく失速する選手が多い。スキーはロングサイズの2Vを選択、最後の種目なので思いきりよくスタート!はやりバーンは柔らかい。なんとかスピードは稼げたものの動きが少々コンパクトになりすぎた感がある。はたして評価の方は?続く三上選手、出だしは良かったものの後半の動きがぎこちない、はやり滑り込み不足が祟ったのか・・・? 最後は春喜の「西山」での小回り(写真上右)を全員で鑑賞、動いている割にはなかなか落ちていかない・・・が無事ゴール!これで2日間に渡っての全4種目が終了した。自分としては小回りを除いてはまずまずの感じ・・・、特に大回りは昨年の予選以降「ターン後半でのポジションの改善」に務めた成果が出せたように思える。欲を言えばもう少し素早いクロスオーバーと体軸の傾きがあったら・・・っていうところか。


2001 甲信越予選 公式成績

       *決勝進出 150位以上

NO  氏    名     総合滑降      小回り・中斜面・不整地  大回り・中斜面・整地  小回り・急斜面・整地  総合得点 / 順位 
250 池田 正 252点   140位 252点  135位 252点  154位 245点  180位 1001点   156位
216 三上 誠 249点   164位  243点  215位 251点  164位 245点  180位  988点  185位
75 橋渡 春喜 245点   199位 247点  189位 242点  230位 233点  242位  967点  228位
8 石橋 達也 250点   157位 232点  243位 248点  200位 230点  246位  960点  233位

結果4人とも撃沈、予選落ちであった。軟雪と急斜面という厳しい状況の中での大会であったが甲信越というレベルの高いブロックを勝ち抜くには今大会での反省をベースにして更なるトレーニングに励まなければならない。若手3人衆は三上を除き二人は初出場、おそらく何がなんだかわからないうちに終わってしまったのではないだろうか。しかし急斜面に臆することなくアタックする根性、小・中高校と競技で養ったスキーを走らせるテクニック、そして何よりも「若さ」という財産が彼らを更に成長させてくれるに違いない。まずはターン運動の仕組みをしっかりと勉強しそして何よりも「滑走時間」を十分に確保して来年以降の大会に臨んでもらいたい。全体の印象としてはバーン設定はますます過酷になってきたように思えた。そしてジャッジが選手に求める技術もよりハイレベルなものとなってきているようである。中途半端なテクニックではもはや予選突破は難しいであろう。カービングスキーにおけるターン運動を今一度確認していかなる状況下でもスキーを走らせ、効率の良いターンができる能力を養わなければならない・・・・そんなことを痛切に感じた2001年の予選でありました。

尚詳しい結果(決勝)は以下はSAN公式HPで御覧になれます。

http://web.hakuba.ne.jp/iwatake/koshinetu/index.html


 

  以上をもって大会の報告とさせていただきます・・・・!応援してくださったクラブ員の皆様、

 大変ありがとうございました。この場を借りてお礼の言葉を述べさせていただきます・・・。

 今年度の反省を元に更に精進していきたいと思います。

                                            選手代表  池田 正


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