期 日 平成14年 1月27日(日)・・・31日(木)
会 場 新潟県 苗場スキー場
第39回甲信越ブロックスキー技術選手権大会が新潟県、苗場スキー場で開催された。かつてはWcupが開催されたこの場所で2002本選出場をかけて熱.き闘いが繰り広げられた・・・!台風並の低気圧の通過により連日豪降雪・・・、視界最悪でローテーションによってはほとんど見えない状態でスタート・・・また競技バーンも圧雪はかけるものの踏めば踏むほど.埋まっていくためエッジングプレッシャーのかけ方が非常に難しい・・・といったコンディションの中で大会が行われた。当初「急斜面・大回り」を男子リーゼンで行う予定であったが視界不良のために.急遽第3ゲレンデへ変更に・・・・これによって難易度は落ちたものの降りしきる雪、踏めば埋もれる悪条件の中でいかに集中し更にカービング要素を表現していくかが今大会のポイントになったのである。
以下、私と共に木曽福島スキークラブから出場した三澤康幸、山口千春の試合展開を中心に今大会の模様を報告したいと思う・・・!
No160 三澤 康幸.・・・・・・37歳にして技術選初チャレンジ!新和校の事務長を務めながら日々この予選に向けて研磨を積む。
No215 池田 正 ・・・・・・昨年「西山で散った!」にもかかわらず懲りずに不死鳥のごとく甦る!はたして大回り改造の結果は?
No313 山口 千春・・・・・・・昨年指導員取得のため1年間充電・・・・・更にパワーアップし??はたして苗場攻略なるか????
そして昨年に引き続き我ら選手をサポートしてくれたのが「ジン」こと和田 一仁氏・・・・選手のサポートにかけてはもはや彼の右に出るものはいない。ビデオ撮影も遠征・検定・大会で数多くの場を踏み「スキーヤーはこう撮るもの・・!」と言わんばかりにそのカメラワークはもはや「スキージャーナル級」?である。サポートにおいては全てを熟知している男だけに安心して任すことができる・・・!
1月27日(日) 開会式・選手会
26日(土)に苗場入りした我ら「TEAM KISO FUKUSHIMA」、コースの下見を兼ねて丸々1日大会バーンを滑り確認作業を行った。そして迎えた開会式・・・、夕方5時よりプリンスホテル内「清津」にて開催された。クラブごとに受付を済ませた各選手はゼッケン着用で式に臨んだ。選手宣誓は今やスキー界の中信人物!地元「苗場スキーアカデミー」所属の柏木義之。この大会が彼を中心に展開するのを案ずるかのようだ・・・!開会式は滞りなく終了し引き続き選手会が行われた。競技委員長より開始時間、競技バーン、諸注意などの説明がありいよいよ大会ボルテージも最高潮に・・・!しかし大会期間、第1級の低気圧が日本列島を通過するため当然悪天候の中での競技が余儀なくされそうであった・・・。はたしてどのような展開になるのか・・・?明日の晴天を祈りつつ無事開会式・選手会は終了した。
1月28日(月) 予選1日目 天候:雪(激)
小回り・中斜面・不整地
大回り・中斜面・整地
予選第1日目・・・・選手の願いも虚しく激しい降雪に見舞われた。当初初日に男子リーゼンコースで予定されていた「大回り・急斜面・整地」は視界不良のため2日目の「大回り・中斜面・整地」と入れ換えられた。・・・・が同種目も「小回り・中斜面・不整地」のバーンを使用予定だったため急遽第3ゲレンデ上部にバーンを設定・・・しかしこれがスピードが出づらい緩斜面!激しい降雪のため雪も柔らかくカービング要素を表現するには非常に難しいバーン設定となった。
ローテーションによってはほとんど視界が利かないほどの降雪・・・選手はナーバスにならざるをえない・・・。コースは真中2列はかなり掘れている。中盤から下部はかなりインターバルがありそうだ。左右に出来た列は中央ほど掘れてはいないもののコブのリズムが悪い。どのコースを攻めるかで明暗が分かれる展開となった。そんな中先陣を切って選手兼任コーチの池田がスタート・・・。2班目のスタートのためさほどコースは荒れていない。幸運にも前走の選手が転倒・・・大腿骨骨折?で搬送のため30分ほど競技が中断した。その間に薄日が照り始めスタート時には幾分斜面が見え始めた。結果上から見て左サイドを攻め無難にこなし255点、種目別75位をGETする。まずまずの出だしだ。続いて山口 千春がスタートする・・・・・天候は悪化・・・ゴールからスタートはほとんど見えない状態・・・斜面にはバスクリーン(黄色)がまいてあるもののほとんど盲目状態に近いだろう。そんな中果敢に攻める山口・・・ゴール付近であわや転倒!?の危機にみまわれたがなんとか滑りきった。最後に初出場の三澤がスタート・・・後半班のスタートのためにコースは掘れに掘れている。「どこを行っても同じ!」と判断したかほぼ中央のコースを滑り降りた。リズムメイクもよくまずまずのスタートだろう!一方トップ選手はというと・・・・・ほぼ同じローテーションの宮下征樹、藤井守之はリズム・安定感はさることながら両スキーと骨盤との距離が半端じゃない!真似しようと思っても到底不可能な次元の滑りである。
池田 正 255点 75位
三澤 康幸 236点 217位
山口 千春 227点 32位
*前日とは大違いのコブ!
*チー、しっかり吸収しろよ・・・!
*上体の乱れが響いた三澤!
*久々のいい評価???池田
本来同時進行している「小回り・中斜面・不整地」のエリアで実施予定であったこの種目・・・、急遽変更のバーンは出だしはスタート台は造ったものの後半はひたすら緩斜面・・・、「大回り」ということでターンスペースの取りかたがひとつのポイントとなった。また雪が柔らかいために過度にエッジングをした選手には辛い点が付けられたようだ・・・・。カービング要素を表現するには非常に難しい種目となったのである・・・・・。最初に滑り終えた三澤はプレターンで引っ張りすぎリズムが合わなかったようだ。「かなり柔らかい・・・」との情報が入り続く山口、池田もターンサイズに神経を使う・・・。山口は少々リズムが早すぎそのままゴール・・・・。池田も急遽サポートのジンのスーパーアックス9(176cm)を借用・・・、こいつがまた良く滑り感触のよくゴールできたが点数はあまり伸びなかった・・・!緩斜面でカービングターンを表現する難しさを痛感した種目であった・・・・。
*右ターンが踏めきれなかった山口!
*切り換えでの走りが出れば・・・三澤!
*柔らかい雪には少々エッジングが強すぎ
たか・・・・? 池田!
池田 正 253点 150位
三澤 康幸 240点 250位
山口 千春 235点 52位
1月29日(火) 予選2日目 天候:雪(激)
予選第2日目・・・・天候は回復せず相変わらず朝から激しい降雪。「甲信越予選は荒れる!」というのははやり定説なのだろうか?予選2日・・・種目は「小回り・急斜面.・整地.」(男子リーゼン)、そして昨日のバーン変更で第3ゲレンデにて行うこととなった「大回り・急斜面・整地」である。「小回り」は視界が悪くスタート位置を下げ実施・・・バーンが柔らかいだけに後半スタートは当然不整地となるのは必至である。「大回り」は当初のリーゼンから変更になったため難易度は下がったがその分」走り」を表現しなければ高得点は出せない・・・前日の「大回り・中斜面」同様ターンサイズがひとつのポイントとなった。
大回り・急斜面・整地
時折薄日が差したかと思うとふたたびザンザン降り・・・・選手にとっては視界が利かない中でのスタートほど.悲しいものはない・・・。「急斜面」とはいえ実際は「中斜面.」・・・斜度に対しての恐怖感はないもののはやりターンスペースには最後の最後まで悩むこととなった.。先陣をきってスタートした三澤・・・・「柔らかい・・・」との情報が入る。山口・・・・・ターンサイズはまずまずだったがはやり右ターンがいまいち踏み切れずゴール・・・・・。池田もリズムには乗れスキーもまずまず.走ったが少々切り換え方向がスキーの真上過ぎたか・・・・?点数的には無難な結果となってしまった・・・・。「カービング要素の大回り」・・・・・・普段レッスンで言っていることが自分の滑りの中で出来ていない・・・・・更に研究しなければならない種目である・・・・!!
池田 正 256点 118位
三澤 康幸 246点 235位
山口 千春 243点 40位
*大回りでの荷重配分、重心移動、内傾角のつくりかた・・・・三人三様課題多き種目である・・・・!
小回り・急斜面・整地
同時進行で行われた「小回り.・整地」・・・。急斜面という設定であったがスタート位置が視界不良のため下がったために斜度に対するストレスはなかった・・・・。がはやり時折激しく降る雪が選手に運.・不運を与えていた。そんな中、まず山口がスタート・・・・ゆっくりとスキーを廻しこみながら最後までリズムを崩さずにゴール.・・・・!欲を言えばもう少し攻めてほしかったがこの種目予選.最高の19位をGETする。続いて池田がスタート・・・・・山口の滑りを上から見てコースの感じがよかったのでおなじラインを.選択.・・・・。前の選手たちがゆっくりのリズムで行っていたのが無償に気になり「ここは一丁.・・少し速めのリズムで!!!」ということで一気に賭けに出た。しかし斜度がないとはいえ加速はしていく・・・。後半圧が強くなり廻しこめずゴール・・・・。悔やまれる一本となってしまった。予選の「トリ」として三澤がアタック・・・!最終班のためコースはほとんど不整地状態、加えて降雪も相変わらず・・・・。しかしそんな中でも果敢に攻めてゴール! 3人予選4種目を無事終了した・・・・!
池田 正 246点 121位
三澤 康幸 230点 230位
山口 千春 241点 19位
*小回りはトップ選手ほど骨盤から両スキーを離してカービング要素を出してくる。更に研磨が必要な種目だ・・・・・・!
予選成績発表
池田 正 1010点 108位(決勝進出)
三澤 康幸 952点 240位
山口 千春 946点 38位
19:00よりプリンスホテル内「清津」にて・・・・・
悪天候の中・・・・300名の熱き闘いが終わりいよいよ運命の成績発表である。決勝進出は男子150位、女子30位以上である。「清津」には早くから選手が集まり結果発表を待っている。19:00ジャスト・・・・本部より掲示板にリザルトが張り出される。予選通過者はホールをひと廻りしながら決勝のゼッケン・スタートローテーション表をもらって宿舎へ・・・・・選手の今宵の酒の肴はこのリザルトになることだろう・・・・・!さて我TEAM KISOFUKIUSHIMAは・・・・
残念ながら三澤、山口は決勝進出はならなかった・・・・。はやり要所要所での小さなミスが得点に響いた。来年度のリベンジ.に期待したい・・・・・!!!
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悪天候の種目は画像の解像度が落ちます・・・・・あしからず!!!