B.整理の技法
 
7つのウエーブ法
 
 発想の出てくる法則に基づいた発想の採用方法とプールの方法を知り、発想がどの部分に属するかを検討することで、よりよいアイデアを効果的に得る方法です。
【やり方】
@の波………常識的な発想
ABの波……@に関連した発想。類似的で質的にも低下。
CDの波……質、量ともにさらに低下。
EFの波……苦しんだ末の発想。量的には1つか2つだが、質的にはユニークで高度な発想。

発想の構成
 @の常識的な発想と、EFの高度な発想を有機的に組み合わせることによって感動を与える企画が生まれます。
 
カットの技法
 
 発想法により生まれた多くのアイデアを効果的に整理し、テーマの心に意図するには4〜5つを選び出す必要があります。そして、複雑なアイデアを単純化・簡素化して魅力のあるものに仕上げる技法です。
【カットの基準】
・目的性……テーマに調和しているか。
・独創性……新しさはあるか。
・容易性……やさしく、だれでも分かるか。
・魅力性……ひきつけるものがるか。
・大衆性……明るく楽しいか。
 その他に、心豊かなものになるか、感動を与え得るかなどを考慮して選び出します。
【カットの方法】
・実現化……アイデアを整理し、具体的にします。
・簡素化……複雑なものは単純化します。
・魅力化……簡素化、単純化の中にも魅力性を作り上げます。
 カットとは単なる省略ではなく、さまざまな発想の長所を組み合わせ、それぞえがもっともよく生きるようにすることです。
 
三角法
 
 部分的、局所的な見方、考え方から抜け出して、全体的・体系的に三角形を用いて思考する方法です。
【やり方】                
1.中央の三角形にテーマを書きます。
2.テーマを元に、アイデアをいろいろ出します。
3.アイデアの中から、テーマに最もふさわしく具体化しているものを3つ選びます。
4.上・左・右の三角形に書き入れます。
発展;
5.3つの項目をそれぞれ新しいテーマにして、改めて三角法を展開していきます。
6.これを繰り返します。
 
マンダラート法
 
 曼荼羅は、宇宙の真理を表したものといわれています。この曼荼羅の心を用いて、9つのマスにテーマに対する情報、意見、アイデアを書き表し、全体的・体系的に発想しようとするものです。
【やり方】
1.9つのマス(3×3)の中央にテーマを書きます。
2.テーマに対して、情報や意見、アイデアを考えます。
3.出されたものの中で重要のものを8つ選びます。
4.その8つを残りのマスに書き入れます。
5.できあがったマンダラを見ながら、文章化します。
・マスに書かれたことが意味するものは。
・マスとテーマの関係は。
・隣り合ったマスから導かれ出されるものは。
・対面のマスから考えられることは。
・その他のマスとの関係は。
・全体から浮かび上がってくるものは。
 などから発想していきます。
*8つのマスを全部使うのではなく、4つのマスだけ使う事もできます。
【4マス法】
1.テーマに対して4つの重要な事柄を出します。
2.出た事柄を、上下左右の4つのマスに書き入れます。
3.上と左の事柄から導き出される事柄を左上に書きます。
4.同様にして、上と右から右上、下と左から左下、下と右から右下の事項を出し書き入れます。

花火ストーミング(探検ネット)
 
 テーマに対して、各々が持っている情報や意見・アイデアを中心に外側へ花火が多段的に開くように配列していき、短時間でしかも多角的にまとめていく方法です。
【やり方】
1.テーマを決め、中央に置きます。
2.テーマをもとに、インタビュー、観察、アンケート、BS法、NM−T法などを用いて取材活動をします。
3.集まった意見や情報、アイデアなどをラベルに書きます。
・1枚のラベルに1項目。30字以内。
・主語と述語を明確にします。
・ソフトにかつ具体的に。
・だれが読んでも分かるように。
・必要なら、時・所・出所・記入者名を書きます。
4.ラベルの読み上げ
 @ 順番にラベルを読み上げ、場に出していきます。
 A 他の人は、同じ心のラベルを付け札します。
5.ラベルの心を大切に空間配置をします。
・ぴったし……くっつける
・近い…………近くへ
・遠い…………遠くへ
・反対…………遠くへ
6.見出し付け
 @ 仲間同士のラベルを輪で囲み、島にします。
 A 島に見出しを付け、島のまわりに書きます。
 ・ラベルに共通した心
 ・主観を入れない
 ・中身のすべてを代表する言葉で
 ・辞書的表現ではなくソフトに。
7.島と島、島とラベルの間に関係線を入れます。
8.2サイクル、3サイクルと
 以上のことを、ラベルや島の見出しを新しいテーマにして繰り返し、ラベルを順次外側へ花火が開いていくように配置していきます。
9.全体の心を束ねる方向でキャッチフレーズを作ります。
 

トランプ式KJ(T−KJ)法
 
 数多くある情報を、先入観を持たず事実を大切にして、どんな情報や意見も切り捨てないで多様的な見方や解決の手段を探り出していく方法です。
【やり方】
1.テーマを出します。
2.テーマに対して360°見回して、意見や情報を取材します。
3.出てきた意見や情報をラベルに書きます。
  ・1枚1項目           
  ・主語と述語をはっきりと
  ・1人5〜6枚、全体で30〜50枚
4.ラベルを配ります。
 @ 全員のラベルを集めて、机上に並べます。
 A ラベルの数が多いときは、一人3〜4枚ピックアップします。
  ・嫌いなラベルを外すのではなく、「これが欲しい」というラベルを拾います。
 B ピックアップしたラベルを再び集め、よく混ぜて全員に同じ枚数配ります。
 C 各人配られたラベルを読み、同じものや近いものをまとめておきます。
5.グルーピング
 @ 順次親となり、ラベルを1枚読んで中央に出します。
 A 他の人は、手持ちのラベルの中に出されたラベルの心と同じ(近い、親しいもの)ものがあれば、読み上げて中央のラベルの近くへ出します。
 B 後から出されたラベルが近いかどうかを全員で話し合い、近ければそのまま残し、遠ければ出した人に返します。
 C こうして集まった近いもの同士のラベルは、ゼムクリップで束ねて脇に置きます。  
  ・1グループ3枚位。それ以上は無理にくっつけていないか注意が必要。
 D 以上を繰り返して、グルーピングを続けます。
  ・くっつかない(一匹狼)ラベルは、無理にくっつけずそのままにしておきます。
6.見出しづけ
 @ グルーピングされたラベルを配り、手分けして見出しをつけます。
  ・見出しは、ラベルの心を読み取り、共通点を見つけてぴったりのものをつけます。
 A 順番に見出しとラベルの中身を読み上げ、全員でもっとぴったりのものがないか話し合います。
 B 完成した見出しは、ラベルに赤で書き、一番上に置きます。
7.島作り  
 @ 一匹狼も加えてグルーピングされたラベルを全員に配り、見出しを中心として5と同様にグルーピングをし、島を作ります。
 A 島作りが終わると、その島に見出しをつけます。(青いペンで)
 B 今度は島の見出しを中心にグルーピングをし、さらに大きな島を作り見出しをつけます。(緑のペンで)
 C 以上を繰り返して、島の数を4〜5個にします。
8.空間配置
 @ 島を解かないで、模造紙の上に並べます。
 A 相互に動かして、見出しの心を生かした空間配置をします。
  ・近いもの、親しいもの……近くへ。 ・遠いもの、反対のもの……遠くへ。
  ・現代、過去、未来といった時間的配置も考えます。
9.図解
 @ 大中小のグループの順にラベルをばらし、グループとグループ、ラベルとラベルの相互関係を考えて模造紙にはります。
 A 小グループから順に、赤・青・緑の線で囲みます。
 B 見出しを書きます。(小グループほど小さな字で)
 C グループ間、ラベル間に関連記号を書き入れます。
10.キャッチフレーズ作り
 図解を見ながら、最後の4〜5個の見出しを束ねてキャッチフレーズを全員で作ります。
11.文章化
 キャッチフレーズを軸にしながら、全体の見出しやラベルの言葉を使って文章化します。

7×7整理法
 
 数多くある情報やアイデアを短時間にまとめ、テーマに対して重要なものを選び出すためのデーター整理法。
【やり方】
1.テーマを決めます。
2.BS法やアンケートなどで、80〜 100の情報を出し、ラベルに書きます。
3.グルーピング/1グループ10枚まで。
 @ ラベルを全員に配ります。
 A 親から重要なものを1枚読み、中央に出します。他の人は、似たラベルがあれば読み上げ中央に出します。
  ・関係がなければ、出した人に返します。
 B 以下同様に、順次ラベルを出していき、なくなるまで繰り返します。
 ・前と関係があれば、そこに仲間入りさせます。
 ・一匹おおかみは、一緒にして赤印つけます。
4.グループに合う表札を作り、一番上に置きます。
・一匹狼は、一緒にして「その他」の表札をつけます。
5.同じグループ内で重要なものから順位をつけ、左上に赤で書き、表札を上にして順位通りに並べます。
6.整理表作り
 @ 整理表の表札欄と内容欄に重要なものから順にラ  ベルをはります。
 A たてよこ7番までを重要情報として、テーマに対  する重要事項を書きます。
 ・5×5や9×9でもよい。
7.テーマに対して重要なものを文章化します。
 
箱割法(統計的な集約)
 テーマ(箱)ごとに、情報を集めたり、既にある情報を整理する方法です。
【テーマ例】             【箱割法の例】
・参加者の願いや希望、主催者の願い
・開催可能な日時
・開催可能な場所
・参加対象者
・何をやりたいのか、何ができるのか
・どうやるのか、どうしたらできるのか
 
 
 
トリムシ法
高橋憲行氏発案
 
 大量な情報を鳥の目と虫の目を使い、大局的にかつ細部もしっかりとらえて手早くまとめる方法です。
【やり方】
1.広い部屋に資料を床いっぱい広げます。
2.歩き回って資料を見ます。(鳥の目観察)
3.気になる情報があればしゃがみこんで読みます。(虫の目観察)
4.この鳥の目観察と虫の目観察を繰り返します。
5.関連性などを観察して、情報を束ねていきます。
6.束ねた資料を文章化します。
 
グラフ化
 
 グラフ表現は、数量で表されるデーターを瞬間的にとらえることができます。
【グラフの効果的利用法】
・円グラフ………………人目を引きやすく、構成比の比較に適しています。
・棒グラフ………………多数の分析対象の量の比較に適しています。
・重ね棒グラフ…………多数の分析対象の、2〜3変数量の比較に適しています。
・積上棒グラフ…………棒グラフ内の構成量を明快にするのに適しています。
・帯グラフ………………多数の構成比を比較するときに適しています。
・折れ線グラフ…………時間推移による変化の比較に適しています。
・レーダーチャート……一つの分析対象がたくさんの変数を持つとき、特性をとらえるのに適しています。
・その他…………………地図グラフ、散分図、高低図など



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