● 自然は詩の宝箱
@ 海は生命の源、渦巻く潮、砕け散る波、命を育てる大地、雄大な山々、そよぐ風
A 光る若葉、芽吹く草、雑草の強さ、咲き誇る花、虫の声、羽ばたく鳥、流れる雲
B 青い空、雨の音、叫ぶ嵐、白い雪、眠る冬、燃える夏、秋の足音、輝く星
C 過ぎ去りし過去、今を生きる、未来への夢、歴史の重さ、時の流れ、明日への道 …………等。
● 対象と己の共通点を見つけよう
@ 前から、後ろから、横から、斜めから、上下から、ぐるっと対象や素材を見つめます。
A 心の奥底に眠っているものを公平な目で、己とテーマを見つめます。
B 対象と己、素材とテーマの共通点を見つけます。
4.ストーリーを考えよう
伝えたい思い(テーマ)をみんなに分かってもらい共感を呼ぶために、ドラマを設定し、ムードを盛り上げ、心情をぶつけます。そこで、テーマと素材の共通点を見つめ、「何が
どうなればテーマが達成されるのか」一つのストーリーを考えます。
● ストーリーの構成要素
@ いつ………
朝、昼、夜、季節、過去、未来、今日、明日等
例)近い将来
A どこで……
ふるさと、都会、海、山、空等
緑の大地を
B だれが……
私、あなた、仲間、恋人、鳥、山の木々
子ども達が
C 何を………
花、雨、船、雲
瞳を輝かせ
D どうした…
出会い、別れ、喜び、悲しむ等
走っている
5.言葉を引き出そう
テーマや素材を元にして、感動する言葉を引き出します。
【連想法】
@ テーマや素材から連想する言葉を書き出します。(例)
A 気になる言葉を3つ選びます。
B その言葉から連想する言葉を3つ書く。
C 更に連想する言葉を1つ書く。
【三角法】
@ テーマを中央に書く。
A テーマから連想する言葉を3つ出し、上・左・右に書く。
B Aをキーワードとして、再び3つずつ言葉を出す。
7.詩にまとめよう
出てきた言葉やキャッチフレーズをベースにして、詩を組み立てます。
@ 一つの絵となって浮かび上がる情景を詩に書きます。
A 「美しい」というような抽象的な言葉でなく、具体的に描きます。
B テーマは説明ではなく、描写(様子、仕草、行動等)を通して描きます。
C 最初の二行が勝負。ドラマチックな出だしを工夫します。
D 一番の冒頭で、方向や状況を分からせます。
E ムードを十分作ってから、心情をぶつけ、テーマを盛り上げます。
F 新鮮な素材、表現を求めます。
G ドラマの状況や主人公の気持ちが伝わり、感動的で共感を誘うものを。
● 心理描写のポイント
@ 生きざま……常に前向きの姿勢で、切々と歌い上げます。
A 願望……絵空事にならないようにします。
B 幸せ……主人公の幸せぶりや心のときめきを描写します。
C 思いやり……説明的ではなく、描き出します。
D 愛の告白……ドラマ設定をきちんとし、魅力的な口説き文句を。
E 尽くす心……様子や仕草、動作で表現します。。
F 孤独……リアリティーをもって浮かび上がるように。
G 片思い……主人公のせつなさがありありと迫ってくるように。
H 心変わり……相手の心変わりを描いたうえで、主人公の心情描写をします。
I 別れ……別れのつらい心情を切々と浮かび上がらせます。
【替え歌式作詞法】
@ 元歌を決めて、十分に歌い込みます。
A 元歌の一部をキャッチフレーズと入れ替えます。
B テーマに沿って連想した言葉を、元歌の一部と入れ替えます。
C 入れ替えた言葉がつながるように、全部を組み替えます。
D できあがった詩に、全く新しい曲をつけます。
【三題噺式作詞法】
@ 気に入った言葉を3〜4つ位出します。
A テーマに沿ってその言葉をつなげ、一つのストーリーを作ります。
B リズムを求めて何度も読み返し、詩の形に作り直します。
C 贅肉を取るために、よりぴったりの言葉に置き換えます。
【はめ込み式作詞法】
@ メロディーを何回も聞いて、曲のイメージをつかみます。
A そのイメージから、素材やテーマを決めます。
B ストーリーを考え、詩を作ります。
C 曲の形式を整えて、各部分のメロディーの特徴やつながりを考えます。
D メロディーのリズムを見分け、言葉の字数をメロディーに合わせたり、語呂合わせを します。
【起承転結法】
8.形式を整えよう
@ リズムを求めて、何度も読みます。(区切り、行変え、節変え)
A よりぴったりの言葉がないか置き換えてみます。
B 無駄を無くし贅肉をとるために縮めてみます。
【作詞のテクニック1】
@ ストーリー全部を語るのか、象徴的なシーンだけを語るのか。
A 一人の主人公を追って行くのか、多次元的にとらえるのか。
B だれの言葉で書くのか。(主人公か、ナレーターか、両者か)
【作詞のテクニック2】
* いたずらに技巧に走らないようにし、心の叫びに従わない限り使用しません。
* そのテクニックを使う必要があるかどうか問い直します。
* 使い古しでない新鮮な表現を求めます。
@ 比喩/心に食い込む……描こうとするものを、別の何かを借りて表現します。
・ 直喩/「AのようなB」の様に、間接的に例えます。(彼は山のような人です)
・ 暗喩/AとBを、イメージで直接的に結び付けます。(彼は山です)
A 倒置法/意外性とパンチ……言葉の順序を逆にします。(山のような彼です)
B 体言止め/イメージを広げる……名詞で止め、その部分を強調し、アクセントをつけます。(彼は山)
C リフレイン/感情の強調……言葉やフレーズを繰り返します。リズムが生まれ、テーマがはっきりします。(山 山 山)
D 対句/説得力を増す……意味とか働きが相似した言葉やフレーズを並べます。
(彼は山 彼女は海)
E 積み上げ/イメージを広げる……体言止めが元で、イメージが深まる言葉を積み上げていきます。(彼は大地 彼は山 彼は大空)
F 擬人化/ムードを出す……人間でないものを人間のように扱います。(山が歌う)
G 呼びかけ・お願い/心情に訴える……何かに呼びかけるように表現します。
(山の歌を聞いてください)
H 命令・質問/心情に訴える……何かに質問するように表現します。
(山の叫び 聞こえますか )
I 方言・当て字を使う/親しみ……リズミカルな調子やおもしろみが出ます。
J 英語を使う/ナウい感覚……ナウい感覚が出てきます。
K 語呂合わせ(リズムを生み出す潤滑油)……リズミカルなものになります。
L 音数律(リズムを生み出す)……音数をそろえます。基本は、七五調、五七調。
【曲の形式に合わせて】
@ 一部形式……4+4小節/起承+転結
A 二部形式……4+4+4+4小節/起+承+転+結
B 三部形式……4+4+4小節、8+8+8小節/起+承+転結、起承+転+結
C その他………8+8+8+8小節/起+承+転+結
9.2番以降を作ろう
@ 何番まで作るかを設定します。
A 基本的なテーマは変えません。
B どこを変えるのか、どのように変えるのか、変えないところはどこかなどを決め、2番以降を作ります。
● 変える視点
時間の流れで
昨日 今日 明日/過去 現在 未来/朝 昼 夜
季節や天候で
春 夏 秋 冬/風 雨 嵐
場所や風景で
海 山 空 星/故郷 街 都会/ここ 国 世界
視点の広がりで
私 あなた 仲間 みんな/子ども 若者 大人
物語の展開で
起 承 転 結
10.詩のバランスをチェックしよう
@ リズムやゴロはいいか。
A 意味不明な所はないか。
B テーマはぼやけていないか。
C 情景が見え、絵になっているか。
D ストーリーや設定はずれていないか。
E バランスはいいか。
F “私”が存在しているか。
11.タイトルをつけよう
タイトルは作品の顔です。それだけにキラリと光るものが要求されます。人の興味を引くものが必要ですが、詩の内容と掛け離れたものでは行けません。タイトルと詩の内容をうまくフィットさせることが大切です。
@ テーマや素材をそのままタイトルにします。
A キャッチフレーズや詩の一部をタイトルにします。
B テーマ+詩の一部をタイトルにします。
C 映画や本などから借りてきます。
D 語呂合わせやナンセンスなタイトルをつけます。