a wound
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女の子は怪我をしたよ・・。
自分の指を自分で切った・・。
赤いのはいっぱい出たよ・・。
女の子は、泣かなかったよ・・・。
痛さは少しずつ彼女を蝕めた・・。
そのあと大人の人に包帯を巻いてもらって・・
、
彼女は落ち着いた・・。
まだ痛い・・。
けれど・・、
傷は・・見えない。
彼女は安心したよ・・。
今かい?
彼女は指を切ってから2年経った・・。
治ったかって?
それはわからない・・。
何故って?
それは・・・・。
今からお話してあげよう・・。
悲しい少女のお話・・。
漆黒の闇は悠々と空を支配している・・。
消して終わることのない暗闇を背負った町・・。
その町にはいくつかの有名な建物がある・・。
観光地になるような明るいものは何一つないけどね・・。
その中のいくつかを説明しよう・・。
消して誰も近寄ることのないトンネル・・《ルアミアルホール》
何故かって?
いっぱい人が消えたからさ・・。
そうだなぁ・・100人はざらじゃなかったはずだ・・・。
なぜ消えたかって?
まあせかさずに話を聞きなよ・・。
二つ目は・・そうだなぁ・・。
誰も乗らない電車・・《not keep go home》って呼ばれている・・。
何故かって?
これは嘘じゃないけど・・、
乗ったら帰れないんだ・・。
なぜかって?
その先の建物が関係していてね・・。
ちょっと普通とは違う精神病院・・。
ん? どこが違うかって?
それはね・・。
そこの患者は全員入院するんだ・・。
病名もみんな一緒さ・・。
どんな病気かって?
これから話すよ・・。
そこの113号室には一人の女の子が入院している・・。
名前は・・。
そうだなぁ・・。
え? どうしたのかって?
いやね・・。
彼女の名前は君が付けてあげてほしい・・。
呼びやすいやつを一つ頼むよ・・。
いや・・。 そんなに悩まなくてもいいんだ・・。
え? どんな子かって?
白くて髪の長いきれいな少女さ・・。
目は褐色・・、 瞳はきれいな形をしていて・・。
なぜ詳しいかって?
質問ばっかりだなぁ・・。
まあそれは後に置いといてくれ・・。
あっ・・、 決まったのかい?
《クールペシェ》か・・。
うん。 いい名前だね・・。
では、話を戻そう・・。
彼女はいつもベットの上に座ってるんだ・・。
昼のうちはね・・。
おとなしく・・何もつぶやかず・・。
見舞いなんかこない・・。
ここは気味が悪いと評判の病院だし・・。
なにより彼女には友達がいなかった・・。
家族?
もちろんいるさ・・。
かわいそうな両親が・・。
彼らはここに来てはいけないんだ・・。
病院の規則で親とは会っちゃいけなくてね・・。
ひどい病院だろ・・。
でもね・・。
たいていの子は一週間後に親にまた合えるんだ・・。
何故って聞かれる前にいうよ・・。
それはね・・。
みんなほとんど一週間後に退院するんだ・・。
治った・・。 とでもいうのかな・・。
どういうことかって?
これから言う所だったのに・・。
みんな別人になっちゃうんだ・・。
自分がどうしてそこにいたのかも忘れていて・・、
少し大事なことも忘れているんだ・・。
病院の治療がきつすぎてね・・。
どんな治療かは聴かないほうがいい・・。
ほんとは秘密なんで誰も知らないけど・・。
私は知ってるんでね・・。
ああ、その話は止めよう・・。
気味が悪くなってきた・・。
話をもどすよ・・。
えっとどこまで話したかなぁ・・。
ああ! 彼女のお見舞いの話が終わったとこか・・。
そう・・。彼女には見舞いなんかくる人がいなかったんだ・・。
そしてずっとずっと一人だった・・。
そして入院してから二年間が過ぎた・・。
え? 一週間後に退院できるんじゃなかったのかって?
たいていはね・・。
彼女はその《たいてい》に当てはまらなかった・・。
《あの》治療が受け付けなかったんだ・・。
別に彼女は特別じゃない・・。
あの病院の中ではかなりまともだった・・。
意識もはっきりしていて、物覚えがよく・・、
声は透き通るように美しく物悲しい・・。
ただ入院したときから彼女は解からなかった・・。
自分がなぜ入院してるかが・・。
まあそれが彼女が入院する理由なんだけど・・。
さてこれまでが物語の舞台と、主人公の説明さ・・。
ここからが本番ってことさ・・。
では、お話してあげよう・・。
けして泣く事ができなくなった悲しい少女・・・、
《クールペシェ》のお話・・。
前口上 終わり
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